日本犬とは、飼い主(主人・家族)に対しては、とても忠実です。
(*例外として、仔犬の時から接して、愛情を注いでくれるご近所の人には
家族に近い愛情表現をします。)
洋犬の様に、誰にでも愛想を振りまきません。(しつけが、出来ている前提として)
それ故に、番犬(ガードドッグ)に大変向いているのです。
日本犬は、暑さ寒さに強く、根性・我慢という辛抱強さがあります。
日本の北方系では、雪の中でも意に介さない被毛を持ち、また南方系では暑さに
対応したかの様なスレンダーな被毛になっています。
また、南方系でも北国で育つと北方系に近い被毛になっていきます。
本来が、山野での狩猟に従事してきた為、非常に高い身体能力を備えています。
管理人の個人的な意見として、その能力をアジリティなどの競技に向けてあげるのも、
全ての日本犬たちが狩猟をしない現在において日本犬の潜在能力を生かすひとつの
方法ではないかと考えます。
やはり、日本犬の特徴としては気迫が一番最初に挙げられます。
そして、主人に対しては従順であり忠実さと忍耐を兼ね備えていなければなりません。
また、他人に対して適度に警戒心を持っている事。
吠えまくりや従順さに欠けたもの、落ち着きが無く尾を下げるものなどは、
いくら容姿や血統が良いからといっても日本犬としての保存の対象から外されます。
悲しい事ですが「日本犬」と聞くと大概の方が「キカナイっしょ!」「凶暴だよね!!」
などと誤った知識というか思い込みが先行しています。
確かに一部自治体などでは「人に危害を加える恐れがある犬種」として「特定犬」に指定
しているところもあります。その指定されている犬種とは、「紀州犬」がいます。
また、「秋田犬」と「土佐闘犬」(「土佐闘犬」は日本犬ではありません。)の犬種がいます。
しかし、指定外の犬種でも人へ危害を加えます。犬ではなくても人に一番危害を加えるのは人!
犬も人もすべては幼いころからの「しつけ」によるものです。
「しつけ」が出来ていない犬を、さも「しつけ」が出来ているかのようにノ―リードで散歩する
・簡易な係留をするなどの飼い主の驕りから発生する事象なのです。
従順さでいえば「日本犬」ほど従順な犬はいないでしょう。
懸けられた愛情の分だけ、自己の命をも顧みることなく忠実に尽くしてくれます。
他の犬種のように、自己の命を優先する犬種ではないのが「日本犬」なのです。