豆柴という存在へ
一過的でも、ブームのようになっている豆柴。 本来、獣猟をする為に鹿猟はおろか1頭での熊猟に使役されていた日本犬の柴犬。 また、小型動物の獣猟にも用いられていた日本犬の柴犬ですが 狩る獲物はウサギ、 タヌキ、キツネなどを狩っていました。 現在、JKCと紛らわしい名前の団体が保存の意思を示し公認の血統書など発行し、 古来よりの存在を訴えておりますが、実際にはその大きさでは古来に行われていた 狩りは 不可能でしょう。 ウサギならともかく同じイヌ科であるタヌキ、キツネに対しては返り討ちに遭います。 ましてや鹿や熊が相手では何の役にも立ちません。 また、【日本犬保存会】【ジャパンケネルクラブ(JKC)】【柴犬保存会】などでは、 豆柴を認める事は無く日本の天然記念物としても認められる事は無いでしょう。 ただ、いたずらに遺伝子操作を繰り返したミックス犬(雑種犬)と同格となり 保護の対象にはなりません。 当然の事ながら、世界中で認められない犬種という事になります。 歴史も知らず、事実を歪曲してつくられた豆柴には悲哀の念を抱きます。 小型化がブームだからと言って正当化は出来ないという事ですね。 世界中が歴史を知り、更に学び全世界で純粋な保存を目指している日本犬の中で 重きを置く存在の柴犬。 決して、道を誤り愚かな行動に出る事が無い事を心より願います。
日本犬の悲劇
日本犬は、戦時中(第二次世界大戦)に軍部(大日本帝国軍)により天然記念物 であるにも関わらず軍部の食糧と軍服とする為に、飼い犬など全てに近いと言える数を 強制的に連れ去りました。 極一部で後の保存の為に山へ隠したり、軍人が日本犬を解っている者であったりした為に 見て見ぬふりを してくれたり、また山奥深くに生息していたりした犬達が今日の日本犬の 土台であり絶滅を免れた6犬種 (現在)であります。 二度と同じ過ちを犯さぬように保存していかなくてはなりません。 純粋な日本犬で国を挙げての天然記念物は6犬種のみなのです。 (少数ですが、絶滅から免れている純粋種が数種います。) 土佐闘犬などは、ミックス(雑種)として戦う為のみに作られました。 世界でも貴重な純粋種の日本犬を保存する正しい知識を持ちましょう。