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【日本の犬〜日本犬 大好き!〜】は、日本犬に興味のある方への入門書です。

日本犬の系統lineage of japanese dog

日本犬の系統

 柴犬 北海道犬 秋田犬 甲斐犬 紀州犬 四国犬


   ※ 月齢と区分けについては、「公益社団法人 日本犬保存会」の規定によるものです。

柴犬

  • 柴犬の月齢と区分け名

幼稚犬  : 生後4ヶ月未満
幼  犬 : 生後4ヶ月以上7ヶ月未満
若犬一  : 生後7ヶ月以上1年未満
若犬二  : 生後1年以上1年6ヶ月未満
壮  犬 : 生後1年6ヶ月以上2年6ヶ月未満
成  犬 : 生後2年6ヶ月以上

※以上の区分けで展覧会出陳のクラスを確認して下さい。
尚、去勢・避妊手術をした個体は出陳出来ません。

参考またはお薦め文献及びサイト
 @:Maroon Shibas &Sengokudou (とっても勉強になりますよ!!)



柴犬の系統

柴犬の種類としては、【日本犬とは】のページへ記載したように 古くには、
山陰柴・美濃柴・十石犬・信州柴など多数の産地の特徴を備えた柴が存在しました。
北海道系・紀州系・四国系の柴など他地域ごとに柴が存在したのです。
甲斐系もいたのでしょうか?事実はありますが詳しい資料がありません。
川上犬も柴の一種に含まれます。(サイズは若干大きめですが)

戦後の柴犬復興に使用されたのは戦争を生き抜いていた優れた系統は
甲信地区の「信州柴」と山陰地区の「石州柴」がメインとなります。

そして、日本犬保存会が設立されたのちに柴犬に対しての拘りの違いから、
新たに設立された柴犬保存会とに分かれます。

前者は、一般に言われる「タヌキ顔」の柴です。
後者は、一般に言われる「キツネ顔」の柴になります。

どちらの団体も、天然記念物の柴犬の保存に対しての情熱は
とてつもなく素晴らしいものです。

前者の系統としては、【白馬の源 号】系統と【コロ玉 号】系統の2系統が主流に
なっています。 また日本犬保存会の初期の大臣賞犬には北海道犬の小型が賞され、
その血を引く個体が上位を独占していました。

もっと、系統(血統)として保存の為に作出するべく使用された名犬の祖となった柴犬を
みてみますと、昭和13年頃に柴犬再興の立役者となったのは山陰地区の石州系柴犬【石 号】
雄に四国産柴犬【コロ 号】雌を移籍させ昭和17年大臣賞犬【アカ 号】雄が生まれます。
彼と【ハナ 号】雌(鳥取産)から【紅子 号】【アカニ 号】が誕生し、現代柴犬の祖
となるのです。

一方で、中城氏が紀州産柴犬【紀美 号】雌に【紅子 号】の子【中 号】雄で
【中紀三女 号】
雌を作出。彼女へさらに【中 号】とで【中紀桃女 号】雌を作出。
次は【中紀桃女 号】大臣賞犬である【コロ市 号】(紅子 号の曾孫)を交配させ、
【コロ一 号】黒毛雄と大臣賞犬【コロ赤 号】赤毛雌が生まれます。
この2頭が新たな系統を作り子孫が拡大していきます。

昭和37年に鈴木氏(横浜)が、北海道産柴犬(北海道犬小型)【巴 号】雌にて
【コロ獅子 号】
を異系交配で作出。父親は【紅獅子 号】です。この【コロ獅子 号】
1代で大臣賞を受賞
全国展優良犬4頭を輩出しています。北海道産柴犬の天下が続きます。

また、石川氏(岐阜)は四国産柴犬【毬 号】を入手し前述の【コロ赤 号】の子
【コロ駒 号】を交配し【コロ玉 号】を作出します。ここから、後に「コロ玉 系」
と呼ばれ活躍していく柴犬が誕生していきます。

以上が後に信州柴と呼ばれ、現在に至っていきます。

そして、孤軍奮闘していた山陰柴【杢 号】雄と【赤 号】雌を土台とした系統が
山陰柴再興を担う重責を負いました。他に【フジ 号】雄と【ハギ 号】【ママメ 号】の
2頭の雌との交配も行われていました。
先のペアの曾孫犬【太刀 号】により血を繋げて山陰柴の基礎づくりをしていきます。


 【中 号】の孫犬で大臣賞犬【紅丸 号】【コロ市 号】の異母弟)の子
  【紅王 号】
と孫の【紅中 号】系統と【コロ一 号】大臣賞犬【コロ赤 号】
  
系統は、柴犬保存会に属していきます。


毛色

柴犬の毛色としては、日本犬保存会では【赤毛】・【黒毛】・【胡麻毛】が認められています。
【白毛】の柴は認められていない為に展覧会出陳は厳しく、毛色も【淡赤】(現在では【白】と
記載がOK のようです。)と血統書へ記載されます。

※昭和43年生まれの個体に【虎毛】がいたようです。【倉田のトラ市 号】といいます。
 各支部展での成績は【優良一席】全国展では若犬で【優良四席】に賞されています。
 父【倉田のイシ 号】、母【倉田のトラ 号】【倉田のイシ 号】の孫になりますが、
 母犬は甲斐系と思われます。祖母が【虎美女 号】(富久 号×甲斐女 号)

北海道犬

  • 北海道犬の月齢と区分け名

幼稚犬  : 生後5ヶ月未満
幼  犬 : 生後5ヶ月以上8ヶ月未満
若犬一  : 生後8ヶ月以上1年2ヶ月未満
若犬二  : 生後1年2ヶ月以上1年10ヶ月未満
壮  犬 : 生後1年10ヶ月以上2年10ヶ月未満
成  犬 : 生後2年10ヶ月以上

※以上の区分けで展覧会出陳のクラスを確認して下さい。
尚、去勢・避妊手術をした個体は出陳出来ません。




北海道犬の系統

道犬保(天然記念物北海道犬保存会)の種犬認定犬を主として北海道犬の系統を語るとすれば、
【ジロ 号〜小山田氏】という雄の系統が札幌をメインに小樽・函館と広まっていきます。
この系統は、鵡川の北海道犬の祖となったようです。
手元にある資料では最新の世代犬として、雄【静光 号〜鵡川岩崎荘】、雌【浮玲 号〜鵡川章風荘】
【浮久 号〜鵡川章風荘】【美里 号〜建緑荘】が記されています。

【秀 号〜伝法氏】という雄の系統は各地に広がります。岩見沢方面・釧路方面・十勝方面・函館方面・
北見方面へ4代に渡り拡散していったようです。
最新世代では、雄【照王 号〜釧路後藤荘】【丸雪 号〜小樽細川】【巴瑠 号〜日方川荘】、
雌『真美 号〜北辰荘】【北姫 号〜札幌鉄西舎】が記されています。

最も広がりを見せている系統として【刀 号〜長井氏】の系統があります。
この系統は、札幌・三笠・旭川・小樽・余市・千歳・恵庭・帯広・北見など多くの地に広まりました。
最新世代では、雄【桂 号〜桂沢田村】【立熊 号〜三笠北熊荘】【若十勝 号〜十勝山口】
伊智雄 号〜旭川畜犬】【北熊 号〜三笠桂荘】【若王 号〜おべり小野】【伊智狼 号〜暑寒荘】、
雌【真美 号〜千歳シブヤ】【竜駒 号〜札英荘】【富姫 号〜札幌鉄西舎】【千麻姫 号〜千歳木谷】
【白富士 号〜旭川市山】【伸栄姫 号〜旭川中村】【伊登姫 号〜旭川畜犬】が記録に残っています。

そして最後の系統として【辰雪 号〜今氏】を祖とする系統がいます。
この系統に関しては先の3系統のように4代末裔でいくと、雄【第二白竜 号〜藤井荘】のみが
表記されていますが3代末裔では秋田県まで広まりを見せています。

種犬認定になった子孫が更に種犬に認定される割合では、記載した犬名の順に優秀な遺伝子を
残して言った事が良く解ります。


毛色

北海道犬の毛色としては、【赤毛】・【白毛】・【胡麻毛】・【虎毛】・【黒毛】があります。
もちろん色素の濃いものが良いが【赤(褐色)】が【淡赤】への退化などへは警戒すべし。
他、子細にわたり注意事項あり。



甲斐犬

  • 甲斐犬の月齢と区分け名

幼稚犬  : 生後5ヶ月未満
幼  犬 : 生後5ヶ月以上8ヶ月未満
若犬一  : 生後8ヶ月以上1年2ヶ月未満
若犬二  : 生後1年2ヶ月以上1年10ヶ月未満
壮  犬 : 生後1年10ヶ月以上2年10ヶ月未満
成  犬 : 生後2年10ヶ月以上

※以上の区分けで展覧会出陳のクラスを確認して下さい。
尚、去勢・避妊手術をした個体は出陳出来ません。



甲斐の系統


毛色




紀州犬

  • 紀州犬の月齢と区分け名

幼稚犬  : 生後5ヶ月未満
幼  犬 : 生後5ヶ月以上8ヶ月未満
若犬一  : 生後8ヶ月以上1年2ヶ月未満
若犬二  : 生後1年2ヶ月以上1年10ヶ月未満
壮  犬 : 生後1年10ヶ月以上2年10ヶ月未満
成  犬 : 生後2年10ヶ月以上

※以上の区分けで展覧会出陳のクラスを確認して下さい。
尚、去勢・避妊手術をした個体は出陳出来ません。



紀州犬の系統


毛色




四国犬

  • 四国犬の月齢と区分け名

幼稚犬  : 生後5ヶ月未満
幼  犬 : 生後5ヶ月以上8ヶ月未満
若犬一  : 生後8ヶ月以上1年2ヶ月未満
若犬二  : 生後1年2ヶ月以上1年10ヶ月未満
壮  犬 : 生後1年10ヶ月以上2年10ヶ月未満
成  犬 : 生後2年10ヶ月以上

※以上の区分けで展覧会出陳のクラスを確認して下さい。
尚、去勢・避妊手術をした個体は出陳出来ません。



四国犬の系統


毛色




秋田犬

  • 秋田犬の月齢と区分け名

幼稚犬  : 生後6ヶ月未満
幼  犬 : 生後6ヶ月以上10ヶ月未満
若犬一  : 生後10ヶ月以上1年4ヶ月未満
若犬二  : 生後1年4ヶ月以上2年未満
壮  犬 : 生後2年以上3年未満
成  犬 : 生後3年以上

※以上の区分けで展覧会出陳のクラスを確認して下さい。
尚、去勢・避妊手術をした個体は出陳出来ません。



秋田犬の系統


毛色



 

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