日本犬とはthe japanese dog
日本犬とは
日本在来の犬で、その歴史は遠く縄文時代にまでさかのぼる。
体躯は頑健、体毛は粗剛、尾は力強い巻尾または差し尾、耳は三角形でやや前傾の立ち耳、
切れあがった三角形の鋭い目をしている。
国の天然記念物に指定された7犬種を挙げました。
現存し、知名度があるものには、下記太字の６犬種です。
以下に【日本犬スタンダード（日本犬としての標準規格)】を表記しました。
| 型 | 犬種名 | 天然記念物指定年度 | 体高 | 体重 |
| 大型種 | 秋田犬 | 昭和6年に天然記念物に指定 | 雄67cm 雌61cm （雄64〜70ｃｍ） （雌58〜64ｃｍ） |
34〜50kg |
| 中型種 | 北海道犬 | 昭和12年に天然記念物に指定 | 雄52cm 雌49cm （雄47〜53ｃｍ） （雌42〜48ｃｍ） |
20〜30kg |
| 中型種 | 越の犬 | 昭和9年に天然記念物に指定 （絶滅） |
雄52cm 雌49cm （雄49〜55ｃｍ） （雌46〜52ｃｍ） |
20〜30kg |
| 中型種 | 甲斐犬 | 昭和9年に天然記念物に指定 | 雄50cm 雌45cm （雄47〜53ｃｍ） （雌42〜48ｃｍ） |
16〜18kg |
| 中型種 | 紀州犬 | 昭和9年に天然記念物に指定 | 雄52cm 雌49cm （雄49〜55ｃｍ） （雌46〜52ｃｍ） |
20〜30kg |
| 中型種 | 四国犬 | 昭和12年に天然記念物に指定 | 雄52cm 雌49cm （雄49〜55ｃｍ） （雌46〜52ｃｍ） |
20〜30kg |
| 小型種 | 柴犬 | 昭和12年に天然記念物に指定 | 雄40cm 雌37cm （雄38〜41ｃｍ） （雌35〜38ｃｍ） |
9〜14kg |
＊1： 北海道犬・甲斐犬に関しては、他の中型犬種の体高より実際の体高は低い。
北海道犬保存会の標準体高 42.5〜51.5ｃｍ（雄雌含む）
甲斐犬愛護会の標準体高 40〜50ｃｍ（雄雌含む）
＊2： 国の天然記念物に指定されたものに、越の犬（昭和6年に指定）がいましたが残念な事に
昭和46年には純血種の絶滅となりました。
＊3： 日本犬の標準は、「公益社団法人 日本犬保存会」の日本犬標準が各団体での
基準となっています。
＊4： 大型は日本犬大型、中型は日本犬中型、小型は日本犬小型と云います。
＊5 ： 体高は上下3ｃｍの許容範囲が認められています。
県などの自治体による天然記念物に指定された日本犬
| 犬種名 | 天然記念物指定年度 | 指定自治体 | 体高 |
| 川上犬 | 昭和58年指定 | 長野県 | 雄45cm 雌42cm |
| 備考：＊ 大正10年国の天然記念物に指定 ＊ 昭和40年純粋種の減少により、 国の天然記念物の指定が解除 |
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| 美濃柴犬 | 昭和51年指定 | 岐阜県 | |
| 琉球犬 | 平成7年指定 | 沖縄県 | 雄50cm 雌47cm |
| 備考：＊ 遺伝子レベルは、北海道犬と同種族 | |||
柴犬の種類
| 柴犬（主流） | 公益社団法人 日本犬保存会 |
| 柴犬 | 天然記念物 柴犬保存会 |
| 山陰柴犬 | 山陰柴犬 育成会 |
| 美濃柴犬 | 一般社団法人岐阜県美濃柴犬保存会 |
| 川上犬 | 信州川上犬保存会 |
| 十石犬 | 上野村商工会（文化財）十石犬保存会 |
＊ 十石犬とは、柴犬最高峰と云われた（戻し交配中）
絶滅危惧の日本犬
保存・固定化の努力中日本犬種
| 薩摩犬 | 鹿児島県 | 薩摩犬保存会 |
| 十石犬 | 群馬県・長野県 | 十石犬保存会 |
純血種の血を引く犬
| 仙台犬 | 宮城県 | 純血種は絶え、地を引く和系犬が残っている |
| 越路犬 | 宮城県 |
絶滅危惧の日本犬純粋種
| 肥後狼犬 | 熊本県 | 肥後狼犬保存会 |
| 岩手犬 | 岩手県 | |
| 三河犬 | 愛知県 | |
| 大東犬 | 沖縄県 |
日本犬の細部〜資料：日本犬保存会より
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